監督及び製作・原作のマッケリーが主演のビングとのコンビで、前年の「我が道を往く」の二匹目のドジョウを狙った、陽気な聖職者の感動ストーリー。脚色にD・ニコルズを迎え万全の布陣だが、いかんせん、お話そのものが定型にはまって、その枠を出ることがない。けれど、バーグマンの柄を活かした尼僧役は優しく美しく、作品をもり立てた。前作同様オマリー神父は危機に瀕した教会に派遣される。債権者の建築業者は教会の付属校を潰してガレージにしようとするが、これに学校の指導者のベネディクト尼は断固反対。進歩的な神父とは度々、教育方針において衝突したが、ここでは一致団結し、共に教会存続のため尽力する。父の家出以来ひねくれた少女(J・キャロル)の更生が主なサブ・ストーリーとなる。もちろん、題名曲(クリスマス時期のポピュラー・ナンバー)をはじめクロスビーの唄が楽しめる。なんとバーグマンも一曲、スウェーデンの唄``It'...
IMDb 7.22時間6分19457+